公開日:2020年6月20日

米国株が一番有望と思っているけど日本株もやることにした話

日本株オンリーで投資している人が多いと思いますが、この記事を読んで、ぜひ米国株にも興味を持っていただきたいと思います。

今回は、第一に米国株、第二に日本株を主軸にしている理由、私の投資に対する戦略を書いていきます。

前半に米国株投資が優れている理由、後半になぜ日本株にも投資するかに触れています。

米株Goodポイント1:株価の伸び

まず、単純に米国株の方が日本株よりも株価が伸びていることが挙げられます。
下図は約30年前の1990年末を基準(100)として、米国のS&P500とTOPIXの推移を比較したものです。

S&P500 アメリカの代表的な株価指数 
(初心者はとりあえずこれ買っとけばOK!)
TOPIX 東証一部上場全銘柄を対象としている株価指数

日本はいまだにバブル期の最高値を更新できていません。平均で比べると日本株はなかなか厳しい成績ですね。

こちらはS&P500の伸びを裏付ける1株あたりの利益推移の図です。しっかりと利益も右肩上がりであることがわかります。きちんとキャッシュを稼いでいるからこその株価の上昇ということですね。
成長国に投資するのはやはり基本といえるでしょう。成長が衰えない理由はこの後もたくさん出てきますが、3億人以上の人口、人口が増加傾向にある、広い国土なども挙げられると思います。

米株Goodポイント2:株主還元

ここでの株主還元とは 配当金 + 自社株買いを指します。
リスクを負ってくれた株主にどれだけリターンを返しているかという指標になります。
下図は、日米企業の配当・自社株買いの時価総額比率です。
(左:米国 右:日本)

配当・自社株買いともに米国企業が上回っています。一般に、配当はインカムゲインとして、自社株買いはキャピタルゲインとして株主に還元されます。
日本では配当性向が30%程度の企業が多いですが、優良米国株では100%近いことも珍しくありません。こういった株主重視の姿勢が米国株式市場の押し上げに寄与していると考えられます。

株主重視の姿勢から債務超過になってまで、株主還元を優先している企業が米国には多数あります。
下図は米国の債務超過額と社数です。

債務超過 土地や建物といった資産をすべて売り払っても、負債をすべて返せない状況のこと。資産から負債を差し引いた資本がマイナスとなる。

低金利で借り入れた資金を使って利益を上回る自社株買いや配当を実施し、資本を取り崩した結果、債務超過になります。高レバレッジを効かせているんですね。日本で債務超過になると1年で上場廃止になってしまいますが、米国では収益が安定していれば問題になることはあまりないんですね。
債務超過の有名銘柄は、フィリップモリス、ボーイング、マクドナルド、スターバックスなどが該当します。

配当金の連続増配にも米国企業は積極的です。
25年以上連続増配している銘柄を配当貴族、50年以上だと配当王と呼ばれます。これらは50以上もの銘柄が該当します。
対して、日本には花王1社のみが、配当貴族に入るくらいです。

プロクター・アンド・ギャンブル(PG)63年
ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)57年
コカ・コーラ(KO)57年
マクドナルド(MCD)43年
AT&A(T)35年
連続増配中の企業

米株Goodポイント3:ガバナンス

コーポレートガバナンス(Corporate Governance)とは、「企業統治」と訳されます。 「会社は経営者のものではなく、資本を投下している株主のもの」という考え方のもと、企業経営を監視する仕組みのことです。

米国では日本よりもコーポレートガバナンスを重視しています。そのため法律で、内部チェックや株主利益の保護が他国よりも重視されています。監査にかけるコスト・時間も多いです。株主目線だと相対的に米国株の方が安心ですね。

米株Goodポイント4:資産分散(ドル)

単純に資産を円だけで持っておくより、ドルも持っておくことでリスクを分散させたいという思惑もあります。

ちなみに、住信SBIネット銀行の外貨定期預金は金利も高く短期間から始められるためお勧めです。

住信SBIネット銀行 外貨定期預金

日本株にも手を出す理由

ここまで米国一強!といった記事を書きましたが私は日本株にも投資することにしています。

1. 長期投資に楽しみが欲しい
これは具体的には株主優待のことです。基本長期投資だと放置している時間が長いです。配当 + 優待 が4~5%以上の高配当日本株に投資しています
一方で、優待は個人株主しか恩恵を受けれず不公平といった意見や、企業の成長や配当に回す方が良いという意見もあります。それは最もだと思うのですが、家族と楽しみながら高利回りを享受できる立場(= 個人株主)にいるため、ありがたくもらいたいと思います。

2. 身近な企業で調べやすい、考えやすい。
自国の企業だからこそ、売買のタイミングがわかるというのもあると思います。
取引時間のこともあるし。たまに、短期・スイングしたりもするのが、やっぱり楽しいです。

3. いつか証券担保ローンでレバレッジをかけたいため
野村証券のサービスに金利が同サービスの中で最も安い、証券担保ローンがあり、証券を担保して融資を受けることができます。(変動1.5%)
私は現物のみですが、このサービスにはとても興味があり、いつか利用したいと思っています。そのために、日本株を買い担保にする必要があります(米株は対象銘柄がとても少ない)。

難点はローンであるため、住宅ローンなどを組むときに影響する可能性があるということです。現在、住居問題にはかなり悩んでいます・・


目標ポートフォリオ構成

下の表はポートフォリオの目標構成割合です。なるべくこの比率になるよう邁進していきます。

日本国20%
米国銘柄30%
米国ADR5%
マレーシア銘柄5%
投資信託10%
iDeco5%
仮想通貨5%
現金20%
合計100%

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