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企業のブランドについて

ブランド・・・消費者の中でサービスに対して出来上がるイメージ総体。
(wikiより抜粋)

今日はブランドについて感じたことを、株式投資と絡めて記事にしました

レジ袋とブランド

レジ袋が有料化されてからのある日のこと、ユニクロ・青山・ユナイテッドアローズに行くことがありました。ユニクロ・青山はレジ袋が有料ユナイテッドアローズは無料でした。


ここでブランド戦略に大きな違いがあると感じました。袋が無料ということは客がなんの袋に商品を入れて帰るかわからない・・・


もしかしたら安いイメージのドンキとかの袋に入れるかもしれない。それをユニクロ・青山は良しとしてるわけです。ユニクロはまだわかるんですよ、安いイメージがあるので。けど青山はスーツがメインなのでブランド戦略としてはどうかなと思いました。
まぁ青山がスーツを扱う会社の中で高価なイメージはありませんが、かといって安物イメージがついていいわけではないでしょう。

袋削減というESGの一環かもしれませんが、個人的には衣類にはある程度のブランド力が大事だと思います。

ESG:環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を表す。EGS投資とは、これらに当てはまる企業を推進することで持続可能な社会を目指すこと。

会計上でのブランド

さて、投資の上ではブランド力はどのように扱われるでしょうか。


バランスシート上ではブランド力は計ることができません。顧客との付き合い、従業員、技術、商品ブランドなどの無形資産は数字にすることは難しいです。

バランスシート

しかし、無形資産を数字で評価できる機会があります。M&A(買収・合併)です。


実際のM&Aでは無形資産を評価し、純資産額に上乗せして譲渡価格を決めます。つまり純資産との差異(のれん代)がその企業の無形資産です。M&A時に貸借対照表に計上します。のれん代は負となることもあります。

のれん

のれんは収益に貢献しなければ、不良資産となるため注意したいところです。

Interbrand社のブランドランキング

数値化しづらいブランドをランキング化している企業があります。ロンドンに本社を置く、ブラン ディング専門会社のInterbrand社です。ロンドン、ニューヨーク、東京に拠点があります。
HP



HPにブランドの「審査の視点」ページがあり、どのように評価しているのかが記載されています。ブランドの定義、らしさ、成果などなど。5段階に分けて細かく評価しているようです。

2020日本ランキング
2020世界ランキング


こちらは日本と世界の2020年のTOP20を書きだしたものです。
有名企業ばかりですね。

2020年 順位世界日本
1Appleトヨタ
2Amazonホンダ
3Microsoft日産
4GoogleSONY
5SamsungCanon
6Coca-Coladocomo
7Toyotaユニクロ
8Mercedes-Benzパナソニック
9McDonald’sMUFG
10DisneyNintendo
11BMWSoftBank
12Intelau
13Facebookスバル
14IBMリクルート
15Nikeブリジストン
16CiscoSMBC
17Louis Vuitton資生堂
18SAPセブンイレブン
19Instagram楽天
20Honda花王

ブランド力はバランスシート上には計上されませんが株価には反映されています。トレード時にブランドを重視して考えてみるのも面白いかもしれませんね。

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